幅広い臨床力とマネジメント力を獲得し、これからの時代に必要とされる医師に

島田 和幸

地方独立行政法人 新小山市民病院/理事長・病院長

幅広い臨床力とマネジメント力を獲得し
これからの時代に必要とされる医師に

基幹型臨床研修病院として2022年に初期臨床研修を開始

当院は、2013年に独立行政法人化によって小山市民病院から「新小山市民病院」へと名称を変更し、2016年には新病院が移転開院しました。2021年には基幹型臨床研修病院の指定を受け、2022年度から初期臨床研修を開始し、現在2名の第一期生が研鑽を積んでいます。

独立行政法人化して以降、“断らない救急”を実践しており、救急車の年間受け入れ台数は以前の2000台から4000台を越えるまでに増加。重症患者を受け入れるHCU(高度治療室)やSCU(脳卒中治療室)といった設備も完備するなど高度急性期医療にも対応しています。

大学病院や近隣医療機関との密で良好な連携体制の構築にも力を注いでおり、紹介患者数も増えたことで病床稼働率は年間平均97%と高く、地域医療の確保に重要な役割を担っています。

経営面においても9年連続して黒字を計上しており、これらの実績が評価され、栃木県内の病院で初めて「自治体立優良病院会長表彰」(2022年度)を受賞しました。

また、機能面だけではなく、ホスピタリティにおいても多くの患者さんから高い評価を得ていることも特徴で、満足度の高い医療サービスを提供できる病院であると自負しています。

進化・成長し続けている“伸び盛り”な病院です

当院は地域に密着した中規模病院であり、小山市以外からも多数の患者さんを受け入れています。患者さんとの距離が非常に近く、Common disease から専門的治療を要する疾患まで、多彩な症例を実践的に経験できるため、幅広い臨床スキルを得ることができるでしょう。また、地域包括ケアや多職種連携にも力を入れており、地域医療機関との交流も非常に盛んです。多職種によるチーム医療の実践や、医師会、多職種との勉強会やカンファレンスを定期的に開催するなど、幅広い知識とチーム医療の実践に必要な素養も獲得できます。

さらに当院は独立行政法人化してまだ10年と新しく、また、基幹型臨床研修病院として初期研修をスタートしたばかりであり、現在も進化・成長し続けている“伸び盛り”な病院です。研修医の先生方にも、より良い研修体制やチームワークの構築、そして働き方改革に向けた組織作りにも関わっていただくなど、マネジメント力を習得できる環境も特徴です。

地の利にも恵まれており、最寄りの小山駅は新幹線も利用でき、首都圏まで約40分とアクセスの利便性も魅力です。

こうした医療環境のなか、研修医の先生方には自ら積極的にいろんなことを吸収していただき、幅広い臨床スキルとマネジメント力を有した、これからの時代に必要とされ続ける医師へと成長してください。

パンフレット「医心伝心トチギ医ズム2022 vol.2」で見る。

病院情報

地方独立行政法人
新小山市民病院

〒323-0827 栃木県小山市神鳥谷2251番地1
0285-36-0200
病床数 : 300床 / 診療科:26科